クラブの理念

【目的・活動理念】

当クラブは、(部員・OB・保護者・指導者)全員がボランティアでサッカーを楽しむこと、サッカーを通じて健全な心身を育成し、合わせて(部員・OB・保護者・指導者)相互の親睦を図ることを目的としています。
個々の子供の育成を重視し、仲間意識をしっかりと持ち、試合に挑むこと、強くなること。試合に勝つことだけでなく、サッカーという競技を通じて、子供を子供らしく心豊かな子供に育成し、次のステージに送り出すこと。

 

【指導理念・心得】

■子供たちの「心と体の発達」(ゴールデンエイジ)の成長を理解した上で個々の子供にあった的確な指導を行うこと。
『楽しさからすべてを展開させる。』
子供も大人も楽しく出来ることは時間を忘れるほど熱中します。楽しいからもっとやりたい!上手くなりたい!できなかったら、できるまで練習する。本を読んで調べたり勉強をする。当クラブは「楽しさ」から発展できることを考えていきます。子供だけでなく『コーチも保護者も楽しむ!』そこからスタートです。
指導者が子供以上にサッカーを夢中になって楽しんでいる、教えている。お父さんお母さんも楽しそうに参加してくれたり手伝ってくれる。そんな大人たちの姿を見て、子供達の目にはどう映るでしょう?コーチや親御さんが楽しそうにやっていれば子供たちも、その楽しさに引き込まれ、楽しさレベルも高くなりサッカーに対するモチベーションが上がります。そして「嫌なこと」「辛いこと」があっても「楽しさ」に変えて考えられる(前向きに次へ)子供になってほしいと願っています。
 
<子供たち>
  • 楽しいから夢中になれる(興味・集中力)
  •  楽しいから上手くなりたい(向上心)
  • 体を動かす楽しさ(発達)
  • できないことが、できるようになることの楽しさ(スキルアップ)
  • 自分で考える楽しさ(実現、成功)
  • 楽しいから勝つと喜べる、負けると悔しい気持ちになる(喜怒哀楽の表現)
  • 辛い練習の先に楽しさがあるから頑張れる(忍耐力)
  • 自分に打ち勝つ楽しさ(自信・達成感)
  • 目標が達成できたときは楽しいし、うれしい(目標達成)
  • ライバルに勝つたのしさ、試合に勝つ楽しさ(競争心・喜び)
  • 仲間、コーチ、お父さんお母さんたちと関わる楽しさ(コミュニケーション・協調性)
  • 楽しいサッカーをやっている相手や仲間だからリスペクトできる(フェアープレー・礼儀)
  • 楽しいサッカーを真剣にできる仲間たちだからファールがあっても(次へ)許す気持ちになれる。(包容力)
  • 試合に負けても楽しいからまたサッカーをしたい(前向きな考え・ポジティブ)

<コーチ、保護者>

  • 子供が好き、一緒に楽しめる、サッカーが好きだから指導者として教えることができる。
  • 子供たちが上手くなって楽しんでほしいから真剣になれる。勉強もできる。
  • 子供たち楽しんでいる姿だから、よく見て観察することができる。
  • 子供たちが楽しいんで、やりたいことを言ってきたら尊重してやらせてあげることができる。
  • 子供たちができたことは自分も楽しいし、うれしい、心から誉めてあげることができる。
  • 子供たちに楽しくサッカーをやってほしいから、いけないことは真剣に怒れる。
  • 子供たちが楽しむことはみんなに平等だから、比較することなく子供たちを見れる。

     

『子供たちには「サッカー」をやらせてスキルアップさせる。』(子供が考えてプレーする。)
サッカーの目的は「きれいなパスをすること?」「華麗なドリブルを魅せること?」これは手段や方法です。サッカーの目的は「ゴールにボールを入れて得点を競うこと。」目標は「ゴール」です。
前線に自分がドリブルで行けるのにパスしてしまう。相手が前に何人もいるのにドリブル突破しようとする。「目的は何?」と子供に問い掛けます。どうやったら楽してゴールできるか?最短距離でゴールできるか?前に行った方が良いか?横へ行った方が良いか?「まずゴールを狙うこと」を考えてから自分の次の動きや展開を考える。
ボールをゴールへ入れる。この単純かつ明解な答えを、基本となる考え方を、まず子供たちの頭の中に入っていることが大切ですね。でも、指導者からの多量の情報量の中、子供たちが処理できず、基本的な単純な考え方からの発想ができなくなっているように思えます。その要因のひとつが、指導者による「教え過ぎ(状況での決まった蹴り方や具体的な戦術論など)もあるからです。ゴールデンエイジのスキル(技術)を柔軟に吸収しやすいこの時期だからこそ、子供自身で考えさせなくてはいけません。(創造性、独創性が養われません。)コーチが戦術などピッチ上の動きを詳細に教え過ぎることで、子供たちに考えさせる機会を失わせているこも事実です。
そのためのも指導者は、子供たちに心にゆとりを持って「考えさせる」、子供たちの自由な発想や意欲を妨げてはいけない。(考える余裕を与えること)
「サッカーができる」「サッカーを知っている」子供たちになってもらうためにも、一番好きで楽しい「サッカー(試合)」をやらせ、色々なチームや試合をいっぱいさせたい、試合の中で色々な状況を体験できるし発見や問題点がいっぱい出てきます。
そして自分で試合を振り返り「できたこと」「できなかったこと」を自分で把握し、次「どうしたら?」を考えさせます。どうしても自分で考えても答えが見つからない場合は、「仲間に聞いてみる」、「コーチに聞いてみる」。そして、通常の練習において個々の子供たちの抱える問題点を「考えざるを得ない状況のメニュー」を与え、子供たちが自分で考え答えを見つけられるようなアドバイスを指導者はしてあげなくてはいけません。そして、様々な状況での動きの答えが増えていきます。その答えの「引き出し」を多くさせる環境を与えるのが指導者の役目だと思っています。
ピッチでサッカーをしているのは子供たちです。「子供たちに自分で考えられる機会を与えてあげること」ベンチでコーチングしている指導者を過度に気にしながら試合をしている子供たち・・。自分で考え判断していかなくてはいけないのにコーチの言われたこと過度に聞きすぎると、それが当たり前となり自分で考えることをやめてしまいます。(コーチに言われて動いている方が楽だし、怒られずに済む・・。)言われた事は理解でき動けても、咄嗟の判断での動きが対応できなくなってしまいます。だから決まったプレー、コーチから教えられたプレーだけしかできず、創造性や独創性あるプレーができなくなっている。指導者は自分が思い描いているスポーツ(サッカー)の固定概念をそのまま子供たちに押し付けていけません。指導者の言うことを良く聞く子を育成しているのではありません。(個性のない子供たちばかりになってしまいます。)
私達はサッカー通じて青少年の育成を図ること、そして「サッカー」を教えることを基本的な理念としております。